ごんぼ積み地区
川島地区はその地名が示すように木曽川の中に浮かぶ“川中島”です。その昔、多くの中州で形成されていたこの地域は、洪水の度に大きく流れを変える木曽川とともに、その歴史を重ねてきました。
現在の川島地区の姿が定着したのは、天正14 年(1586)木曽川の大洪水の後とされ、その後、河道は一定したものの、洪水ともなれば氾濫は後を絶たず、水害との戦いが川島地区の歴史といえます。
この地区では水害対策として“ごんぼ積み”と呼ばれる石積みを家屋の基礎として建物を建てており、特に渡町、北山町にはそれが多く残り、“川中島”独特の景観を有しています。